現役翻訳者のインタビュー:布井暁子さん
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File no.017:布井暁子さん
ヒアリング(聞き起こし)歴 : 2年7ヵ月
大学卒業後、デザイン事務所に就職。
海外(米)のキャラクター関連商品の仕事で英語でのやり取りを任されてから、語学方面の仕事を目指し始める。現在映像字幕の勉強中。
その他、趣味でインディーズバンドの歌詞やライブMCの聞き起こし。
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質問1 ヒアリングとはどういった仕事ですか?
主にインタビュー映像やライブ映像の会話をテキストに聞き起こす作業です。聞き起こしながら、台本のようにタイムコード(話し始めから終わりまでの時間)と話者名、表示されていればテロップなども記載します。
また、一度聞き起こされたデータを再度ヒアリングしながらチェックをする作業もあります。
質問2 ヒアリングのお仕事をなさる前はどんな仕事をしていたのですか?
デザイン事務所の企画アシスタントをしていました。その後、英訳関連のバイトをしています。
質問3 海外生活での生活のご経験は?
カナダで生まれ育ち、大学に入るまで18年間海外で暮らしました。
質問4 ヒアリング力をスキルアップする勉強方法はありますか?
耳を言語に慣れさせることが大事だと思います。例えば、好きな映画を鑑賞するときは英語字幕にして、観ながら聞くのもいいと思います。また、洋楽で好きな曲があれば、ソラで歌えるくらいに聞き込んで、仕上げにカラオケで熱唱することをオススメします。どれほど耳が鍛えられたか判断するには、自分の声を聞くのが一番手っ取り早いと思います。
どのような分野で勉強するにしても、自分が興味の持てる方法が一番効果的ですね。
質問5 ヒアリングをする上で楽しい点はありますか?
様々な分野の映像を観る機会があって楽しいです。まったく知らないジャンルでも勉強になるし、自分が好きなバンドのライブ映像だったりすると大喜びします。普通に楽しみながら鑑賞できて、しかも仕事になるなんて得だなあ、と思います。
質問6 ヒアリングをする上で難しい点はありますか?
大抵の話者は、あまりはっきりと喋っていないことが多く、時々ドキュメンタリーでも訛りがすごいナレーションもあって、聞き取りにくい場合があります。聞き取れなかった箇所は、前後の文脈で推測する訳ですが、話者の経歴や、ドキュメンタリーならその分野について調べる必要が出てきます。2つ以上のソースを調べるのが良いのですが、限られた時間で正確なデータを集めるのが難しい場合もあります。
質問7 なぜヒアリングのお仕事をしようと思ったのですか?
在宅ワークが可能だったことと、英語ならば耳に自信があったからです。また、映像字幕の勉強中なので、実際どんな分野の映像があるのか少しずつ分かって勉強になります。
質問8 初めて受けた仕事について教えてください。
インディーズのパンクバンドの来日インタビュー1時間分をテープから聞き起こしました。
質問9 1時間の映像をヒアリングするとして、およそ何時間くらいかかりますか?
特に専門的な話でなければ、1時間いっぱい会話があった場合、約2時間かかります。専門用語が
多かったり、言いよどみが多かったりするともう少しかかる場合もあります。
質問10 思い出すと顔が青ざめる失敗なんてありますか?
後でもう1回聞いて直そう、と思いながら聞き取れなかった箇所をそのままにして納品してしまったことがあります。納品したその日に気付いて訂正したデータを再送しましたが、その数時間で信頼が全く無くなってしまったと言う不安にかられました。
質問11 今後の目標は?
まずは、現在勉強中である映像字幕の講座を無事終了することです。もちろんプロを目指したいので、ヒアリングのお仕事も通じて、英日両語をより深く理解できるようになりたいです。

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