現役翻訳者のインタビュー:立花祐子さん
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File no.014:立花祐子さん 映像翻訳歴 :3年 ~2003 服飾関係の職を転々 |
質問1 映像翻訳者になる前はどんな仕事をしていたのですか?
いわゆるブランドもの服飾販売。8年。
エッジのきいた洋服が好き。お客さんとしゃべるのが好きで、店の子たちに「店長はしゃべってばかりで仕事しない」とよく言われた。確かに売り上げにはあまり貢献してなかった・・・仕事はおもしろかったけど、立ち仕事はそんなに長くできる仕事じゃないなと感じるようになり、フルタイムをやめてメンズに異動してバイトに。バイトで働いていたときのほうが売り上げに貢献したかも。
質問2 海外生活での生活のご経験は?
1989年イギリス ロンドンから電車で2時間の地方都市の語学学校で10ヶ月。若く恐れを知らなかったころ。様々な国の老若男女のるつぼで貴重な時間を過ごした、人生のクライマックス(!?)であった。
質問3 なぜ映像翻訳者になろうと思ったのですか?
40歳になる前に、美貌・知力・体力が衰えても長く続けられる仕事・勉強がしたいと思い、何の特技もない自分の中の可能性を探ってみたところ、「映画」「翻訳」「語学」などのキーワードが見つかり、これらに関するものなら何でもやってみようと動き出してみたら、この道にたどりついた。
質問4 プロを目指すために、具体的にどのように勉強したのですか?
ワイズインフィニティの字幕翻訳講座を受講。
DHCやフェローアカデミーの短期講座には、プログラムによっては今でも参加する。
質問5 初めて受けた仕事について教えてください。
映画台本の翻訳 100ページくらい。バレエの映画で場面を想像し、動きを文章にするのは大変だったけど、どんな映画になるのかとわくわくしながら仕事ができ楽しかった。
質問6 現在は、どんな仕事をしていますか?
主にSST講座講師 配給会社から単発で入る映画の資料や台本の翻訳
質問7 映像ソフトやPCなど翻訳環境は日々変化していますが、使用しているPCや字幕ソフト、辞書はどんなものですか?
主人のカスタムメイド デスクトップとノートはFMV-BIBLO、2台ともWINDOWS XP 辞書はキャノンのワードバンク、英辞郎は必須。調べものは主にネットで。
質問8 SST講師としてもご活躍されていますが、なぜSSTを学ぼうと思ったのですか?
現在、映像翻訳の仕事を請けるに必須ゆえ。
質問9 SSTの必要性を実感されるのはどんなときですか?
SST講座を受ける生徒さんが多いという事実。SSTの基本技術を知らないまま購入、仕事を始めてしまう人が多いよう。間違った使い方は効率が悪いばかりでなく、体を痛めてしまうというのに。
少し前まで、CSなどの海外ドラマやドキュメンタリーの番組で、字幕がずれたり抜けていたりとひどいものがよくあり、そんな番組をみて「私に直させてくれ」と思ったもの。どんなに良い字幕でも映像に合っていなければすべて台無し。今の映像翻訳者は字幕を作るだけでなく、ハコ書き・スポッティングの技術も必要。
質問10 では仕事の技術に関して、スキルを磨くために、日々気を付けていることは何ですか?
観たい映画、読みたい本がある。気になる時事問題を調べる。芝居を観て感動する。スポーツ観戦で熱くなる。話題の海外ドラマシリーズは一応、見てみる。英語以外の言語を学ぶ。文章は起承転結で書く。頭の柔軟性を保ち、感受性を豊かにする。
質問11 今後は、どんな作品を翻訳したいですか?
映画に関するものなら何でも。特にヨーロッパの作品。
映像翻訳以外でも、舞台台本なんかも・・・
質問12 映像翻訳の魅力って何ですか?
まずは、大好きな映画に関わっていられること。そして、映像に限らず翻訳の魅力は、日本語の面白さ潔さ奥深さを思い知る楽しさだと思う。または翻訳に没頭しているときの苦しいながらの充実感と納品後の開放感。一度味わうと病みつき必至。


